歯と口呼吸の関係
参考 https://www.monopot-illust.com/illust/4017
こんにちは!
皆さんは自分の歯が何本あるかご存知ですか?
子供の歯は20本。
近年、大人の場合は親知らずという歯が生えない場合もあるので、28-32本です。
歯は毎日使って食事をしたり歯を一日数回磨くのに意外と歯のことは知りません。
今回は歯のことと口呼吸の関係について考えていこうと思います。
まずは、簡単な歯の構造です。
参考 http://www.ne.jp/asahi/hori-dental-office/japan/2-006.htm
一番外側にエナメル質(人体で一番硬い組織)があり、その中に象牙質、歯の下を神経や血管がという構造になってます。
次に、唾液の話です。
唾液は一日に1ー1.5Lぐらい分泌されます。
唾液の役割は、
食物の消化を助ける
口の中の衛生環境を保つ
など色々とありますが、主にこの2つです。
唾液は自律神経でコントロールされており、
交感神経が優位になると、唾液の分泌量が減ります。
副交感神経が優位になると唾液の分泌量が増えます。
つまり、交感神経優位(興奮している時)は口の中の唾液分泌量が減少し口の中がカラカラになります。
副交感神経が優位(リラックスしている時)は口の中の唾液分泌量が増加し口の中を潤します。
では、なぜ口呼吸と歯が関係してるんでしょうか?
口の中には常に菌が約100億以上いると言われています。
身体にとって良いことをしてくれる菌や、あまり害がない菌もいます。
もちろん悪さをする菌もいます。
人は食物を食べると口の中が酸性になります。
食物には糖分が入っておりそれを菌が食べて酸性の毒素を吐き出します。
そうすると、口の中が酸性になります。
口の中が酸性になると、いちばん硬い組織と言われてるエナメル質が溶け出します。
溶けるのを防ぐために唾液が出て溶けた歯を元に戻します。(再石灰化)
再石灰化には食事が終わって約30〜1時間程度かかります。
これが一連の流れですが、口呼吸だとこの流れがうまくいきません。
口呼吸の方は前回の記事で少し触れましたが口の中の唾液が外気にさらされ乾燥してしまい再石灰化がうまくいきません。
次に、食物を食べると食べかすが歯に付着します。
そのプラークを餌にするやつがいます。
それが虫歯菌です。
通常、プラークは歯磨きでだいたいの箇所は取れますが、歯磨きで届かない隙間は唾液の力で洗い流します。
ですが、先程書いた通り口呼吸になるとその細かな隙間のプラークが唾液が乾燥しているため洗い流せません。
プラークが溜まっていくと、虫歯になり歯周病になったりします。
ほとんどの方が1日3回朝、昼、晩と食事します。
そのため、細かな隙間には1日3回プラークが付着します。
ただ、食べカスがプラークになるまで約1時間程度かかります。
毎回歯磨きできないって方は食後に歯を舐めるだけでも一定の効果があるようです。
なので、最近永久歯の虫歯が増えてきているのは口呼吸と関係があると思います。
そして、一番大事なのは寝ている時です。
寝てる時間は唾液の分泌量が減少します。
その時に口呼吸だと唾液が乾燥してしまい菌が爆発的に繁殖すると言われてます。
夜寝る前に歯を磨かないのは、口の中の菌を爆発的に繁殖させ虫歯や歯周病に自らなりにいってるようなものです。
タバコは口の中の歯の毛細血管を萎縮させます。そのため喫煙者は歯周病や歯の病気になる人が多いのです。
そういえば、TCHというのはご存知ですか?
TCHとは上下歯列接触癖のことです。
つまり、普段口を閉じてる時に上の歯と下の歯が当たっている事をいいます。
歯が常に接触しているので交感神経が優位になりっぱなしになります。
交感神経優位ということは先程書いた通り唾液の分泌量が減少します。
それだけではありません。
常に興奮している状態なので肩凝りの原因など様々なストレスを起こします。
治療の仕方は歯科や病院に行って教えてもらってください。
すいません。
冗談です。
治す方法は以前の記事に書いてるので興味ある方は見てください。
https://karitomo.hatenablog.com/entry/2019/03/28/155428
口の体操
https://karitomo.hatenablog.com/entry/2019/04/03/220016
朝起きて朝食を食べる前に口を水でゆすぐ
夜は寝る前に歯磨きする
忘れないようにしましょう!
以上です。
お読みいただきありがとうございます。