シンプルな身体を目指して

ストレスのない身体へ戻す方法などを紹介

舌はよく働く筋肉

 

こんにちは!

 

今回は舌について考えていきます。

 

 

舌ってなに?  って聞かれるとなんて答えますか?

 

 

色々な答えがあると思います。

 

 

まずは簡単に説明します。

 

舌は手足と同じような筋肉で出来ています。

そのため、自由に動きます。

 

舌の筋肉=舌筋は舌骨に付着します。

 

舌骨は喉仏の上ぐらい〔気道の前〕の位置にあります。

 

役割は

 

1.咀嚼  食物を噛む

 

2.嚥下 食物を飲み込む

 

3.発声 声を出す

 

 

大きくこの3つだと思います。

 

もう少し細かく説明します。

 

舌は食べ物を口の中に取り込み、どういうものが口の中に入ってきたのかを確認します。

 

噛む必要があれば咀嚼の準備をします。

 

食べ物を取り回しながら十分に嚙みつぶし飲み込みやすいように舌の上でまとめます。

 

そして舌を上顎につけて口の中の圧を高め奥〔食道〕に送ります。

 

食べ物が口の中に入って次の場所に送るまでずっと舌は活動してます。

 

それでは、今皆さんの舌はどうなっていますか?

 

 

1.上顎についている

 

 

2.前歯に当たっている

 

 

3.どこにも触れていない

 

 

 

 

僕の理想は  1.上顎に当たっている です。

 

 

口呼吸を日常的にしていると2.   3. の状態になります。

 

 

2.3の場合、舌筋が少し衰えているかもしれません。

 

舌筋が衰えてくると、舌が後ろに落ちてしまいます。

 

これを低位舌といいます。

 

低位舌になると、重力に負けて舌の位置が少し下がります。

 

そうなると下あごを支えきれなくなり口が開いてしまいます。

 

口が開いているということは、口呼吸が行われているということです。

 

口呼吸のことは前回の記事に書いてるのでよかったらみてください。

 

https://karitomo.hatenablog.com/entry/2019/04/03/220016

 

そして睡眠時無呼吸症候群の原因にもつながります。

 

これは舌が重力に従い下がるということは、舌筋が付く舌骨も後ろに押されます。

 

舌骨の後ろには気道があるのでそこを圧迫します。

 

気道を圧迫されると当然呼吸がしにくくなってきます。

 

 

つまり、睡眠時無呼吸症候群の人は上向きで口呼吸で寝てると、重力に従い舌が後ろに落ちているため、気道を圧迫し無呼吸になるという訳です。

 

高い枕は気道の道を自分から狭くしているので使わない方がいいと思います。

 

 

高齢者の方は若年者より舌を使わなくなってるので高い枕は注意が必要です。

 

筋肉は使われないと徐々に衰えてきます。

 

高齢者は舌を使うことが少なくなっているので舌の筋肉が若年者に比べて衰える人が多いと思います。

 

 

例えば、移動するのが難しくなって家にいる時間が長くなり人と話すことが少なくなったり、歯の本数が少なくなりあまり噛まない食品ばかり食べたり、口呼吸してるなど様々な原因が考えられます。

 

 

では、舌の筋肉トレーニングを紹介します。

 

意識して舌を動かすことです。

ただこれだけです。

 

1.上の歯と下の歯を舐める

 

これに関してはここにもう少し詳しく載ってます。

 

https://karitomo.hatenablog.com/entry/2019/05/18/170610

 

2.舌をなるべく遠くにだす👅

 

これも口周りの筋肉も一緒に動かすトレーニングです。

 

https://karitomo.hatenablog.com/entry/2019/04/03/220016

 

などテレビを見ながらCM中でもできる簡単な体操です。

 

時間がある時にでもやってみてください。

 

 

余談ですが、お医者さんが舌を見て診察することを舌診といいます。

 

舌は内臓の鏡と呼ばれるぐらい敏感な筋肉です。

 

舌は血液が表面に近い所を通っているので赤い色をしてますが病気などあると色が少し変化するといわれています。

 

鏡を見てもらうと舌の上についてる苔みたいなついていませんか?

それを舌苔といいます。

 

舌苔は食べカスや舌の表面の細胞が新陳代謝によって取れたのが付着しています。

舌の表面の細胞は味覚を感じる味細胞などがあります。

この表面の細胞は約10日毎に新しくなります。

つまり、10日ぐらい経つと新しい細胞と入れ替わります。

それほど新陳代謝が活発な場所なのです。

 

舌苔は薄く白っぽいのが付着している状態が普通の状態ですが過食などが原因で厚く舌苔が付着したりします。

 

一つの部分だけ舌苔が付着するのは臓器の炎症がおきていて、臓器によって厚く付着する場所が違うそうです。

 

これらのことなどで身体のことを診察するお医者さんもいてるそうです。

 

ちなみに舌苔は口臭の原因や衛生面の問題で週に一度くらいは舌を磨いた方がいいそうです。

 

舌磨きも歯ブラシではなく薬局とかに売っている舌ブラシという少し変わった形のブラシで優しくこすります。

この際に力を入れて磨いてしまうと味細胞を傷つけてしまう可能性があるらしいので、舌を撫でるようにすることがポイントらしいです。

 

 

 

少し話が逸れましたが皆さんどうでしょうか。

 

舌はあまり意識されないので意識的に動かしてみてください。

 

 

お読みいただきありがとうございました。